店舗主導の情報配信の重要性

近年、チラシやDM等の紙媒体による情報発信に平行して、インターネットやスマートフォンアプリの
普及や技術革新によって、それらを利用しての情報発信が年々盛んになってきています。

このオンラインでの情報発信と現場力とをうまく組み合わせ、それぞれの強みを最大限活かすことで
お客さまに対する訴求力をさらに高める効果が期待できます。

求められるのは現場主義!

つい最近まで、SNSの利用やスマートフォンアプリを導入すること自体が差別化になっていましたが、今では多くの店舗がLINE@やチラシアプリ等を当然のように使い、もはやこれだけでは差別化を図ることが難しくなってきています。また、広告など販促活動をする場合、現場ではなく本部や専門部署が主導で情報を発信していることが少なくありません。

現在、他店との差別化を図るためには「現場主導の情報発信」、つまりそのお店にしかない価値を発信することがポイントになっています。

お店側は、お客さまの求める価値を発信し、高い訴求力を実現しようとすればするほど、お客さまとの距離を縮める必要があります。
それができるのは本部や専門部署ではなく、日々お客さまとコミュニケーションをとることができる現場ではないでしょうか。

売り場の魅力をもっと多くのお客様へ!

小売店舗では、「店内」にいるお客さまに行動心理をベースに商品を認知させ、いかに購買に繋げるかを考えながら、定期的に陳列レイアウト変更や、魅力的なPOPを作成したりと、来店したお客さまの購買意欲を刺激するような売り場づくりに時間を掛けていると思います。

しかし、「店内」にいるお客さまは、イコール全体のお客さまなのか?と考えた時、「店内」のお客さまは全体ではなく、ほんの一部にしか過ぎないという事実があります。

時間を費やして作成した魅力的なPOPや売り場レイアウトによって、「店内」のお客さまに対し良いアピールはできています。
しかしそれ以外の「自宅」や「店外」にいる多くのお客さまに対しても同様に、その魅力を伝えることができているでしょうか?


もし、今ここにいないお客さまに対しても直接にアピールできる方法があれば、売上の底上げを図ることは決して難しくはないはずです。