『プッシュ通知』送るならどの時間帯が効果的?
店舗アプリの大きなメリットとして、お客様へダイレクトにプッシュ通知を配信できることがあげられます。
このプッシュ通知を、さらに効果的に活用するための最適な時間帯はいつなのでしょうか。
1日の中でアプリが最も起動される時間は?
ピークタイムは21~22時前後。
ユーザーが起床しはじめる午前5時から起動回数が増え始め、正午に一気に増えるも13時ごろから減り、退勤・下校する人が現れ始める16時以降また勢いを取り戻します。
アプリの時間帯当たりの起動回数は、現代人の「休み時間」に合わせてピークが訪れており、昼食や就寝前などユーザーがリラックスする時間帯に頻発に利用されています。
プッシュ通知を送る理想的な時間帯は?
業種やサービス内容によっても違いがありますが、基本的には早朝や遅い時間帯など、多くのお客様が不快と感じる時間帯の配信は避けるべきです。
お客様が不快に感じるとプッシュ通知自体の配信拒否をされてしまったり、最悪の場合アンインストールされてしまう可能性もでてくるので注意が必要です。
少しでも早くリアルタイムで届けたい場合は、お客様が迷惑と感じない時間帯であれば、お店側のタイミングで配信するのがベストかと思います。
ただ、アプリの起動時間を考慮すると、起動のピークはお昼ごろと夕方以降なので、午後の集客もしくは夜の集客を狙うのであれば、その時間帯直前に配信するのが良いかもしれません。
例えば、パッと見ただけで情報がわかるような瞬間的に認知できるものです。
・お客様が少ない時間だけキャンペーンをしたい
・天候が悪いから今日だけ特別なサービスを行いたい
・予約が直前にキャンセルになった
・タイムセール など
次に、配信する情報をリアルタイムで届ける必要は無く、出来るだけ沢山のお客様に見てもらいたい場合は、やはりアプリ起動時間のピーク(遅い時間帯は除く)での配信が開封率が高まる可能性があります。
例えば、
・今月使えるクーポンの紹介
・キャンペーン期間のお知らせ
・新メニューの紹介
・新商品の入荷予定
・休業のお知らせ など
逆効果になってしまう販促を行わないために気をつけるポイントとは?
お客様が不快と感じる時間帯に配信をしないことはもちろんですが、加えて下記のポイントにも注意が必要です。
①単純な値引きで集客を続けない
値引きは重要な集客アプローチの方法ですが、この効果は一過性の場合が多く、継続的な来店動機には繋がりにくいという側面があります。
値引きによるアプローチは、お客さまが不快に感じることはなかなかありませんが、これに頼りすぎると「値引きされるまで来店を控える」ことになってしまう恐れがあります。
②売り込みが強すぎる内容は避ける
商品の良さを主観的に並べるような内容は「売り込み」と感じ取られる傾向があります。
しかし、第三者目線での評価や体験談などの客観的な情報であれば、お客さまは興味を持ちやすく効果は高いでしょう。
③同じような内容を頻繁に何度も配信しない
同じような内容を頻繁に送ったり興味のない内容を送り続けていると、逆にブランドイメージを崩してしまう危険があります。
お店側は配信する内容に合わせてターゲットを考え、そのターゲットに応じて配信頻度や配信時間を選定する必要があります。